毎週金曜日の夜は、NHKラジオ第1で高橋源一郎氏の夜の学校。先週は野球中継で放送がなかったので、すこしお久しぶりでした。スポーツ中継で番組がなくなるって、ラジオでもあるのですね。
オープニングトークは文学賞の選考のこと。選考委員の方々は、一度は候補作品に点をつけるけれど、点数が高い作品が選ばれるわけではなくて、むしろ「わからない」から点がつかなかった作品が選ばれる可能性がある。そういう作品は読み手に新しい何かを与えてくれる可能性がある。なるほど。。。それにつづく面接の話も、たしかにそうかも、と思いました。
「ひみつの本棚」は、文学紹介者の頭木弘樹氏『食べることと出すこと』。表紙の祖敷大輔氏によるゴリラさんがいいですよね。闘病記をユーモアを交えて表現されていて、源一郎氏の朗読をとても面白く聴きました。「ユーモアは客観的にみることから」って、たしかにそうだなぁ。
NHKのラジオ深夜便の頭木弘樹氏による『絶望名言』、次回は11月22日(日)の深夜28時=11月23日(月)午前4時台で「宮沢賢治」とのこと。頭木弘樹氏のブログの記事で拝見しました。聴き逃さないようにメモメモ。
それから『食べることと出すこと』は、医学書院「シリーズ ケアをひらく」の一冊ですが、このシリーズは毎日出版文化賞を受賞されたそう。
「きょうのセンセイ」はフォトグラファーの小松由佳氏。先月の「ひみつの本棚」で『人間の土地へ』が紹介されていましたよね。私ははじめてお話伺ったけれど、とても素敵な女性です。
自分が知らないことはたくさんあって、自分の価値観は人と違う。頭ではわかっているつもりだし、自分の価値観を押し付けるのってよくないけれど、私はついやってしまっていると思います。自分に見えていないからといって、存在しないわけではないのですよね。
来週はヤマザキマリ氏!
放送はこちらで聞けます。(2020/11/13 PM9:55まで)
頭木弘樹氏は9月にTBSラジオ「荻上チキ・Session-22」に出演されていたので、こちらも。