10月26日のとかびるBOOKSでもご紹介した『趣味どきっ!「こんな一冊に出会いたい 本の道しるべ」』というNHK Eテレの番組で、祖父江慎氏が「時代とともに変わっていく『坊ちゃん』の装幀の変化を観察すると面白い」とおっしゃっていました。確かに100年にわたり出版され続けてる『坊ちゃん』の表紙の遍歴は見ているだけでも楽しく、興味深かったです。
『アルジャーノンに花束を』は、発売されてからそこまで歴史が長いわけではありませんが、多くの読者に愛されている本であり、装幀のバリエーションも多い作品ですので、(現在手に入るものだけですが)ずらっと並べてみました。このほかにもいくつかのバージョンがあるようです。
2015年に〔愛蔵版〕が出版されているのは知りませんでした。しかも酒井駒子氏の挿画で! 文字も大きくて読みやすいそうです。金箔押の豪華本ということでプレゼントにも良いですね。さすがにちょっとお高いですが。
〔新版〕のほうは、佐々木啓成氏。帯を外すとアルジャーノンがこんにちわします。そして〔単行本〕、学生の頃に読んだなあ。表紙絵はイラストレーターであり、漫画家のおおやちき氏。この表紙、懐かしい。
すっかり大人になった今、改めて読んでみようかと思いました。
英語
Flowers For Algernon: The must-read literary science fiction masterpiece (S.F. MASTERWORKS Book 6) (English Edition)
Kindle版
Daniel Keyes
出版 Gateway
2012.11.15