ここ数年、冬になるとわんちゃんニットを編んでいます。数年前に本屋さんでこの本を見かけて、表紙の可愛らしさに「わんちゃんニット編んでみたい!」という衝動にかられたのでした。今だと新装改訂版が手に入るみたいですが、私は2015年版を持っています。
ただ、私はわんちゃんを飼っていないので、毎回人のお家の子に編ませてもらってます。はじめは、わんちゃん服の形状の想像がつかなくて、飼い主さんに既製品を見せてもらって理解しました。わんちゃんの実際のサイズに合わせて作るので、本に書いてあるサイズを変換するのが少し難しかったものの、何度か作ると慣れました。既製品だとサイズが合わないわんちゃんにも、ぴったりサイズのニットが作れるのがいいですよね。
この本の魅力は配色やデザインの可愛らしさ。人間が着るにはちょっと作りづらいカラフルな配色も、わんちゃんニットだと面積が小さいので成立するし、編む楽しさがあります。すでにこの本を参考に5着作ってますが、全部デザインが違うので、作るのが楽しい!作っていてピンとこなかった配色が、実際着てもらうと引き立ったりするので、著者さんのわんちゃん愛を感じます。
毎回1年ぶりなので、毎回始めるのがちょっと億劫。。と言いながら、やり始めると楽しくて止まらないのが自分でも不思議です。編み物は10代前半にやったことがある程度で、その後何年も取り組んでなかったのに。1本の毛糸がひと編みごとに形になっていくので、すごくわかりやすく達成感を味わえるからかなと思います。目の数を数えて模様を編むなど、適度に気をつけることはありつつ、基本的にひたすらリピート作業なのがセルフメディテーションに良いような。そういう意味でも、編み物っておすすめです。