なぜか「熊」「クマ」「くま」という文字を見ると気になってしまうのですが、昨日恵比寿アトレの有隣堂をウロウロしていたら見つけてしまいました。
『こうしてイギリスから熊がいなくなりました』という本。平積みではなく棚の上のほうだったので、その場では手に取らなかったのですが、あとから確認したら素敵な表紙!
なんだか味のあるクマがぽつん。このイラストはデイヴィッド ・ロバーツ氏によるもので、著者ミック・ジャクソン氏のサイトにも掲載されていました。
Mick Jackson “BEARS OF ENGLAND” Illustrations
原書の表紙もデイヴィッド ・ロバーツ氏のイラストだと思うのですが、日本語版と結構印象が違いますよね。私は日本語版の、よい意味でちょっと不思議なタイトルとイラストの組み合わせが大好きです。
イギリスでは、リアルに野生の熊が絶滅してしまったそうで、イギリスの人たちにとっては「野生の熊は絶滅した」という事実がひろく知られているのだと思いますが、日本ではおそらくそこまで知られていないですよね。
だから日本語版のタイトルが『こうしてイギリスから熊がいなくなりました』なのがすごいと思いました。ちゃんと「今はいないんだな」と伝わります。
こちらは余談ですが、イギリスでクマとオオカミを同じ自然環境で生息させる試みがあるのですね。これは昨年の記事でした。
Native bears and wolves to live side by side in Britain for the first time in 1,000 years
英語
Bears of England (English Edition)
Kindle版
Mick Jackson
pub. Faber & Faber
cill. David Roberts
2014.03.20