学生時代に読んだことがあったのですが、2017年に新訳版が出ていること知って改めて読んでみました。やはり面白い。旧ソ連体制下のスターリン体制をメタファーにして描かれた物語のはずですが、現代に置き換えても、すんなり入ってきます。むしろ今の日本、そして世界を見渡してみると小説と奇妙にシンクロしていることにドキッとします。
海外版はエディションごとに多数のバリエーションがあるのですが、Penguin Essentialsのものをご紹介。ペンギンの書籍はどれもデザインがすばらしいですね。
また1954年にオーウェルの原作をもとにイギリス初の長編アニメーションとして映像化されています。三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー提供作品として購入することができます。
そして本作品は『アニマル・ファーム』として石ノ森 章太郎氏によるコミックス版も発売されております。未読ですが、もう表紙から面白さが滲み出てる!こんなイメージぴったりのコミカライズがかつてあったでしょうか。必読ですね。